活動報告

租税教室

平成 18 年から税理士による「租税教室」を、東区内の企業・大学・専門学校・高校・中学校・小学校で開催しています。

令和4年度は専門学校 1 校、高校 2 校、中学校 3 校、小学校 6校において「租税教室」を開催しました。

子供たちの「税」に対する関心のきっかけづくりができればと思って頑張っているところです。「税」に対する理解と正しい知識を、より多くの子供たちに持ってもらうべく行われている租税教育は、私たち大人の次世代に対する責任であると考え、とりわけ、税の専門家である我々税理士は、納税者の税務相談だけに留まらず、日本の将来を担う若い世代の子供達に対する租税教育に力を注ぐべきと考えて行なっています。

名古屋東支部ではこの「租税教室」を、今後ますます拡充していきたいと思っています。

「租税教室」を終えて

租税教室は日本の将来を担う子供たちに、租税の意義や仕組み、社会における役割についての、正しい知識を持ってもらうことを目的としています。

私は、昨年までは小学生を対象にした租税教室を担当していましたが、今年からは中学生や高校生を対象とした租税教室の講師もさせて頂きました。

小学生向けの租税教室では、「もし税金が無かったら私たちの暮らしはどうなるか?」をテーマに、ビデオやパネルを使いながら、子供たちに一番身近な税金であろう消費税を中心に、租税の意義や仕組み、役割についてお話させて頂きました。

中学生・高校生向けの租税教室では、「公平な税金の集め方とは?」をテーマに、歳入と歳出のバランスをどのようにとっていくか、「公平」に集めるにはどのようにすればいいのかを、生徒たちに意見を出してもらいながら進めさせて頂きました。

どの学年でも、「税金はみんなが安心して豊かな生活をするためにある」ということ、「みんなが大人になったときに、もっと素敵な日本にするために、今日をきっかけに税金に興味を持ってほしい」とまとめています。

財政赤字や少子高齢化がこのまま進めば、今の子供たちが大人になったとき、税のあり方は今より更に重要になっていることでしょう。そのとき、租税教室で共に学んだことを、思い出してもらえたら幸いです。 それと同時に、私自身も、税の専門家として今、自分にできることは何であるかを、この租税教室を通して考えさせて頂いています。

慣れない講師とあって無事にできるか毎回不安ですが、みんな積極的に発言し、真剣に聞いてくれるので、とても助けられています。これからも、よりよい租税教室ができるよう努力していきたいと思います 。



名古屋東支部 税理士 加藤 幸彦


広報誌「翼」


東区区民まつり