税の無料相談会

「税を考える週間」

税理士による無料税務相談会

令和5年は 11月13日、14日の2日間行ないました。

私たち税理士は「税を考える週間」(11 月中旬)の行事として、毎年無料税務相談会を行なっています。

会場はイオンナゴヤドーム前店をお借りし、気軽に税金についての疑問、質問等にお答えし、もっと税金について知っていただこうと頑張っています。

令和5年は11月13日、14日の2日間行ないました。不動産に関する税金、贈与税、相続税等さまざまな税金の疑問にお答えする
ことができ、満足していただけたのではないかと思っています。

 
 「税を考える週間」
 名古屋東支部では、「税を考える週間」の行事として「税理士による無料税務相談会」を11月13日(月)、14日(火)の2日間、イオンナゴヤドーム前店で開催しました。会場には名古屋市東区内の小中学生の税金に関するポスター、標語、作文、絵はがき、習字の作品がところ狭しと飾られ、どの作品も素晴らしい出来ばえで大変に感心させられました。税の作文では、身近な税金のひとつとして消費税についての内容が目立ち、中には自分達の納めた消費税の一部が医療費等の社会保障の財源として使われている、だから納税は必要なのだ、というようなものもあり、その知識の深さ、意識の高さに驚いた次第です。税理士会で小中学校等に対して行っている租税教室を中心とした租税教育の重要性を改めて認識させられた次第です。特に自分の後に続く若い税理士達に、租税教育が我々税理士の使命であり義務であることを再認識していただき、積極的にこれらの活動に参画していただければと思います。

無料税務相談会では、今回は開催場所が2階のリングブリッジということで若干目立ちにくい場所ということもあり、また天候的にも急に寒くなったということもあり1日目の月曜日は相談者が7名、2日目の火曜日は相談者が8名の合計15名と例年と比較して若干少なかったようです。

相談内容は、相談税目を特に絞っていないため多岐にわたり、個人の確定申告の仕方や相続税、贈与税の基本的な考え方、また最近のインボイスの基本的な内容の確認までいろいろでした。相談者の内訳も、たまたま買い物で訪れた主婦の方から、相談内容を事前にレポート用紙にびっしり箇条書きして気合の入ったご老人までおられました。また、最終的に住民税額までの計算チェックを求められる局面もあり、適切なご回答ができたか不安な部分もありましたが、相談者の方に失礼のないように誠心誠意対応させていただいたつもりです。

今回の「税を考える週間」の無料税務相談会のような機会を通して、一般の区民の方々にも税理士をより身近で信頼できる存在であることを知っていただけたら大変に嬉しく思いますし、そしてそれがひいてはわが税理士制度の将来に向けた維持・発展に資するものだと信じて止みません。

名古屋東支部 税理士 林 一伸